オッサンの経験値は通用しないか
ある講演の書き起こし記事で見た、
には、全くもって異論はありません。
しかし、いじめっ子といじめられっ子、健常者と障がい者、富裕層と貧困層など、何かのきっかけで双方の置かれている立場が、瞬時に入れ替わることも少なくありません。古くから「明日は我が身」という言葉もあります。
私達世代もかつては「新人類」などと呼ばれていたんですよ。
例えばパソコン一つとっても、私より上の世代(現在リタイアしている方々など)は使用したことがない方がいても不思議ではありませんが、私の世代やそこから下で、現在20代中盤ぐらいまでの方々ですと、馴染みのない方は少ないと思います。
ただ、更にそこから若くなると、すべてスマホで済ましてしまい、「キーボード打つの苦手です」とか「Excelは全然使えません」などと言う人も現れるようになりました。
学生の就職支援をしていても、当初はメールが連絡手段でしたが、今ではラインをはじめチャットツール全盛です。携帯キャリアから付与される自分のアドレスを知らない学生も多く見かけます。
かつてドッグイヤーという俗語が世に出てきましたが、これまたすぐにマウスイヤーという俗語が取って代わったそうですが、オッサンの私は犬までしか知りませんでした。
唯一、今の時代でも通用するオッサン側の経験値から言えることがあるとすれば、
「今、非オッサン側の人達も、等しく歳を取り、
いずれこちら側の人になる。
そして、そのスピードは
より加速していくかもしれないよ」
ということぐらいでしょうか。
“オッサンの経験知”が通用しない時代が到来 山口周氏が語る、年長者と若手のあるべき関係性 - ログミーBiz